終活終身サポート専門行政書士の森です。
今回は、いつもと違ったテイストでお伝えいたします。
終活のご相談をお受けする中で、行政書士として「何がご相談者様にとっての最善なのか」を深く考えさせられる出来事がありました。本日は、その経験から得た気づきについて少しお話ししたいと思います。
先日、見守りサービスを提供する事業者様の担当者と一緒に、あるご相談者様のお宅を訪問する機会がありました。
見守りサービスと一言で言っても、会社によってサービス内容や料金体制、緊急時の対応などは様々です。事業者様は自社の強みを熱心に説明されていましたが、私は第三者である行政書士の立場として、「他の選択肢と比較した上で、じっくりご検討いただくのが良いですよ」と、できるだけ中立的な立場でお話させていただきました。
しかし、選択肢が増えることでご相談者様が混乱されたり、周りの様々な意見に迷われてしまったりすることもあります。最終的にその方は、私どもとは別の事業者様のサービスを選ばれました。
専門家の目から見ると「本当にその内容で万全だろうか」と少し懸念が残る部分もありました。その後、そのご相談者様から「この会社と契約しようと思うが、どう思うか」とご相談を受けた際、私はこうお伝えしました。
「ご自身が心から納得されているのであれば、それが一番正しい選択ですよ」
人間関係や選択において、周囲があれこれと介入しすぎると、かえってご相談者様のご決断を迷わせ、信頼関係を複雑にしてしまうことがあります。一度立ち止まった関係を無理に修復しようとしても、かえって良い結果を生まないことも少なくありません。
もちろん、長いお付き合いの中で信頼関係を築いていけるのであれば、より時間をかけて丁寧なフォローができたかもしれません。しかし、短い時間の中でご相談者様にとっての「最適」を見出し、サポートすることの難しさを改めて実感いたしました。
終活における正解は、決して一つではありません。専門家としての「正しさ」を押し付けるのではなく、ご相談者様ご自身が納得し、安心して毎日を過ごせることが何より大切です。
「どうすればもっと良いサポートができたのだろうか」――この問いに明確な答えはありませんが、これからもご相談者様一人ひとりの「安心」と「納得」に寄り添える存在であり続けるため、模索し続けてまいりたいと思います。