大阪市福島区の終活専門行政書士の森です。
先週に引き続いて、墓じまいについて執筆いたしました。
お墓の撤去や新しい供養先への移行だけでなく、親族や寺院との対話、役所での行政手続きなど、墓じまい(改葬)にはいくつかのフェーズがあります。全体像を事前に把握しておくことで、余計なトラブルや焦りを防ぐことができます。今回は、墓じまいを円滑に進めるための具体的な7つのステップをご紹介します。
1. 親族間で話し合い、合意を形成する
墓じまいは「自分一人だけの判断」で進めると、後々「勝手に決めた」と親族間トラブルに発展しやすくなります。
「自分が体力的にお墓を守れなくなった現状」を正直に伝え、「無縁仏にしてしまう前に前向きに整理したい」という意図を丁寧に共有しましょう。
2. 次の納骨先(新しい供養先)を決める
遺骨の行き先が決まっていないと、役所の行政手続きも工事も進みません。
管理や金銭の負担が少ない「樹木葬」「永代供養墓(合祀・合葬など)」「納骨堂」などが近年特に選ばれています。
3. 現在のお墓の管理者(寺院など)へ連絡・相談する
寺院墓地の場合は「離檀(檀家を離れること)」の相談になります。
突然「来月墓じまいします」と伝えるのは禁物です。半年前〜数ヶ月前には「遠方で管理が難しくなった」という事情と、これまでお世話になった感謝を伝えて円満な協議を目指しましょう。
4. 石材店を選定し、墓石撤去工事の見積もりを取る
お墓の解体・更地化を依頼する石材店を決めます。
寺院から指定の業者がある場合を除き、複数の石材店から相見積もりを取り、追加費用(重機が入れない場所での手作業費など)の有無も含めて総額を確認すると安心です。
5. 役所で行政手続き(改葬許可申請)を行う
法律上、勝手にご遺骨を取り出すことはできません。現在のお墓がある市区町村役場へ申請します。
必要な書類として、新しい供養先の「受入証明書」、現在のお墓の「埋蔵証明書」、そして自治体の「改葬許可申請書」を揃えて提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。
6. 閉眼供養(魂抜き)・遺骨の取り出し・解体工事
お墓からご遺骨を取り出す前に、僧侶に「閉眼供養(魂抜き)」を営んでもらい、その後石材店による解体・更地化工事を行います。
7. 新しい供養先へ納骨する
役所で取得した「改葬許可証」を新しい管理者に提出し、無事に新しい供養先へご遺骨を納めます。
参考・引用文献
【2026年最新版】墓じまいの流れ7ステップ|費用相場からトラブル対策(未来ノート)
墓じまいとは?費用・必要書類・手続きの流れを6ステップで解説(大阪メモリアルパーク)